清水磨崖仏群は、その文化財的価値が齋藤彦松先生によって最初に認められ、昭和34年に鹿児島県指定文化財(史跡)に指定されています。
岩屋公園を流れる清水川右岸の屏風のように切り立った長さ約400メートルの岩壁に、平安時代から明治時代までの間に彫られた梵字や五輪搭・宝印搭の供養搭、仏像等が、全部で193体残っています。
中でも、平安時代後期推定の「大五輪搭」は、高さが約12メートルもあり、日本一大きなものです。
また、鎌倉時代中期の「月輪大梵字」は、大きさだけでなく、字の美しさでも日本を代表すると言われています。
他にも貴重な彫刻群が多く、川辺町を代表する貴重な史跡です。
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