皆さんご存じ、薩摩焼は、白磁の高価な焼き物ですが、その技を受け継ぐ陶工の沈壽官(ちんじゅかん)さんが、7年前にこの映画化の全てのきっかけにご尽力され、ついに、今週土曜日6月9日~公開の映画「道~白磁の人~」のプロモーションに、鹿児島ミッテ鈴木さんと一緒に、ご自分も出演されました。僕も見ましたが、深く感動しました!
この映画は、浅川巧の人生を記した小説「白磁の人」を映画化
したもので、浅川巧生誕120年を記念し、その半生を元に、
日韓共同での作品となった素晴らしい映画。
浅川巧は1891年に山梨県で生まれ、23歳の時に朝鮮半島に渡る
40歳で惜別の死を迎えるまで、林業技手として朝鮮半島山林の緑化復元に貢献し、
白磁に代表される朝鮮工芸の美しさを伝え守り抜いた。
植民地時代の民族間で争いあうなかでも信念を貫いて、朝鮮人と深い友情を育み、同じ目線で共に生き、自分の私財を与えて貧しい子供たちを学校に行かせたり、当時の朝鮮人にかなり尊敬され、今もソウルに共同墓地もあり、ずっと韓国の人々に愛され続けている、実在の青年・浅川巧の半生を描いた映画。
監督は「光の道」「火火」の高橋伴明さん。主演は浅川役に吉沢悠、浅川と親交を深めた李青林に韓国人俳優のペ・スビン。
400年にわたり続く薩摩焼窯元、沈 壽官家の十五代沈 壽官さんも、「日韓交流が深まった、今だからこそ、是非、今の日本人に最も必要なことを伝えてくれる映画」と熱く語られました。皆さん是非ご覧ください!
今、日本人と韓国人の距離が様々な分野で近くなっているので、是非ともこの映画を観てもっともっと韓国と日本の良い文化を知り、繋がれたらなと思います。
沈壽官さんが、
山梨まで行かれて
映画化のきっかけに尽力されたのが
凄い情熱で、
この物語を伝えたい、っていう
お気持ちが伝わってきました。
その時代に、朝鮮の方に尊敬される方がいらっしゃったなんて、
知りませんでした。
どんな方だったのか、興味深いです。
映画を観に行かなきゃですね!
(^-^)
あの時代、日本と朝鮮半島は支配する側と支配される側との関係でしたが
人間同士のレベルでは互いに尊重しあい共に生きていた人々も居た。
この映画はその事を今の時代に教えてくれるそんな素晴らしい映画だと感じました。
表向きは日流・韓流なんていわれますが、まだまだ歴史的な意思疎通が出来ない両国ではありますが
だからこそ、今この映画を観て個々に考え直さなければいけないですね。
今を遡る事数十年前、現在の15代沈壽官氏のご尊父14代が朴大統領の軍政下のソウル大で講演された時の言葉が胸に甦ります。
「あなたがたが36年を言うのなら、私は370年を言わねばならない。」
是非多くの人々に観て何かを感じ取ってほしい映画ですね。